“脳内革命”でオセロ人気 高齢者が熱視線、売れ行き好調

最初にYahooのIDを取った理由がオセロをやるためだった。
確か、1999年。
当初は負けばかりでレートは1000くらいだった気がする。
今は1500になったり、割ったりというところ。
確かに脳の活性化には良い。
私の場合、はまり過ぎて止められないのがいけないところ・・・

“脳内革命”でオセロ人気 高齢者が熱視線、売れ行き好調

ボードゲームの王様、オセロ。日本最強の座を決める大会「全日本オセロ選手権大会」が16日、東京・秋葉原秋葉原ダイビルで開催された。全国各地域の地区予選を勝ち抜いてきた5~71歳の老若男女計234人(小学生の部127人、無差別・女子の部107人)が参加し、日本一を目指し熱い戦いが繰り広げられた。
 小学生といえども勝負は勝負。試合に臨むその表情は“勝負師”そのもの。目の前の対戦相手と格闘しているようだった。しかし、試合が終わるとすぐにお母さんのところに駆け寄り、「ちくしょう負けた」と悔しがる光景も見られた。
 各部の優勝者は無差別の部が中島哲也さん(東京ブロック)、女性の部が龍見有希子さん(東京ブロック)、小学生の部が岡本一樹くん(近畿・北陸ブロック)。無差別と女性の部の各優勝者は、10月に茨城県水戸市で開催される世界選手権に出場できる。
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 オセロは今から30年以上も前の1973年、日本で誕生したボードゲーム。縦8マス、横8マスの盤に、黒と白のコマを並べる。例えば白色のコマが黒色のコマをはさむと、黒のコマは白色にひっくり返せる。盤上にコマが埋まるゲーム終了時点で、より多くのコマの色で埋めた方が勝者となる。ルールがシンプルなことから、1分でルールを覚えられるとされている。
 日本オセロ連盟によると、このシンプルさから競技者数は多く、日本で6000万人、全世界で9000万人にも達するという。販売個数は累計で2220万個とされており、日本が世界に誇るボードゲームの代名詞的存在と言っても過言ではない。
 売れ行きも好調だ。販売低迷時期もあったが、ここにきて販売が急増している。オセロゲームを販売する玩具メーカーメガハウスは「3~5月の販売個数は前年同期比2倍増。通年の目標は前年比50%増」と強気な計画を立てている。
 販売アップを支えているのが、高齢者だ。脳の働きをよくする携帯ゲーム機・ソフトが大ヒットし、“脳トレーニングブーム”が起きている。その脳トレの道具の一つとしてオセロに熱い視線を送っている。オセロを設置する老人ホームといった高齢者施設が増えているという。
 くしくも、団塊世代の大量退職を控え、高齢者社会の本格化が目前に迫っている。高齢化社会の到来はオセロにとってフォローの風となりそうだ。
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【用語解説】オセロ 
 1973年、茨城県出身の長谷川五郎氏(現日本オセロ連盟会長)の発明で誕生したボードゲーム。長谷川氏が中学時代、「休み時間の10分以内に決着がつくゲーム」として考えついた。当時は牛乳瓶のふたを使って、ゲームに興じていた。オセロは、シェークスピアの劇「オセロ」にちなんで名づけられた。終了するまで勝負の行方がわからない。そんな波瀾(はらん)万丈な盤上劇をなぞらえて命名された。